WordPressの設定項目の中には、「パーマリンク設定」というものがあります。
初めて「パーマリンク」と言う名前を聞いた方は、下の画像のような様子を想像してしまうかも知れません。でも、少し違います。
WordPressで設定するパーマリンクとは、ヘアスタイルのパーマとはあまり関係がありません。
ブログをする上で、パーマリンクの設定は、WEBサイトの根幹に関わる要素の一つなので、初期の段階で、構成を決定した方が良いと言われています。
それではWordPressやブログにおけるパーマリンクとは一体 (いったい)何なのでしょうか?
目次
パーマリンクとは?
パーマリンクとは、Webページの中の個別のコンテンツに対して設けられたURLのことである。特に、ブログにおける個々のエントリー(毎日の記述)に対して割り当てられたURLを指すことが多い。パーマリンク(Permalink)は、恒久・不変を意味する「パーマネント」(permanent)と「リンク」(link)が掛け合わされた造語である。
引用元:IT用語辞典バイナリ
と書かれていました。
つまり「Webサイト内のページごとに設定される個別のURL」ってことです。
語源が、ヘアースタイルにおけるPermanentと、一緒なのは驚きましたが。
ヘアスタイルのパーマって「型くずれしない。」って意味だったんですね。先ほどへアースタイルのパーマとはあまり関係ありません。と書きましたが、関連性はあったようです。
あなたのブログに最適なパーマリンクを設定しよう。
WordPressでは、このパーマリンク (個別のURL)は、デフォルトでも、自動的に出力されますが、自分自身でどのようにURLが出力されるか設定できる様になっているんですね。それを設定する項目が、「パーマリンク設定」という訳です。
デフォルトのパーマリンク設定 (2016年5月現在)
デフォルトではURLに日本語が入ります。
デフォルトでは下の様なパーマリンク設定に設定されています。
日付と投稿名がURLの中に入っています。
http://サイトのURL(ドメイン)/2016/05/16/sample-post/
このパーマリンク設定で、実際に記事を書くと、下記の画像の様に、日本語でタイトルをつけると、URLの中にも、日本語が入る様になります。
ではデフォルトの設定のままではダメなんでしょうか?
URLの中に日本語が入るのは、肯定派も居れば、否定派も居ます。
昔からWordPressをされてる方には、日本語URL否定派の方が多いようです。
ですので、現時点では、URLは、全て英語にする方が望ましいと言われる方が多いですが、デフォルトで設定されてるんだから、そんなに悪くないんじゃないの?て気もします。
それでは、メリットとデメリットを考慮した上で、パーマリンク設定をしていきましょう。
URLを日本語にするメリット
- 一見して、何の記事なのか分かりやすい。
- URLが覚えやすい。
- 検索結果にURL部分が日本語で表示される事で、SEO効果が高まったり、クリック率が高まる。という人も居る。
- 近頃は日本語ドメインを使う機会も多いので、組み合わせると尚、良い。
- まだ日本語をURLに設定している人が少ないので、目立つ。
- 日本語のURLを使う人が今後、増えて、当たり前になった場合はメリットでもデメリットでもなんでもなくなると思われる。
URLを日本語にするデメリット
- コピペした際に、エンコードされ、URLが訳の分からない文字列になる。
- リンクを作成する場合は、その訳の分からない文字列を記入しなくてはならない。
- 外部トラックバックや、ブックマークでエラーになる場合がある。
- 英語のURLに変更したくなっちゃう場合が多いので、よくよく考えた上で、URLの中に、日本語を入れる事!!日本語で設定してたページが、人気記事になった場合、あとあと英語のURLに変えるのが面倒かも。
- 以上をふまえた上で、ダサい。と思う人が多い。
例えば、先ほどのデフォルト設定の例で言うと、
http://bennri.link/2016/05/16/タイトルをつけると/
というパーマリンクは、実際には、
http://bennri.link/2016/05/16/%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%88%e3%83%ab%e3%82%92%e3%81%a4%e3%81%91%e3%82%8b%e3%81%a8/
という非常に長いURLになってしまうので、他の記事等で、URLで、紹介される可能性が低くなるとも言われています。
( こちらのサイトなどで日本語URLを通常のURL変換できますので参考に。http://n7.com/japanese/ )
日本語ドメインのデメリットは、この訳の分からない文字列が原因です。そこさえクリアになれば日本語のURLは今後、非常に有利になるのではと思われます。
この訳の分からない文字列が、SEO的にダメだという説もありますが、個人的には、記事的に良い記事を書いていれば、何も問題は無いと思われます。
デフォルトではURLに日付も入ります。
それと、デフォルトでは、URL (パーマリンク)に、日付が入ります。
日付を入れる、入れないも好みですが、
http://bennri.link/2002/05/16/permalink-setting
の様に、urlの中に日付が入ってて、それが古くなってしまった場合、
「うわ、2002年の記事かよ。古いな。役に立たなさそう・・・。」
と判断されてしまったりするかも知れません。
また、ブログを続けて行く上で、こういう出来事があった日はこの日だったか!!
と、記事を読む人にも、自分自身にも、日付が重要な意味を持つブログであれば、日付がURLに含まれるのは、逆に有利になるかも知れません。
自分が作りたいブログの種類に合わせて、URLの中に、日付を入れるのか入れないのか、日本語を入れるのか英語のみのURLにするのか、パーマリンクの設定を行いましょう。
パーマリンクの設定の方法と具体例
それではパーマリンクの設定を行いましょう。
ダッシュボード (管理画面)の左のサイドボードから、「設定」▷「パーマリンク設定」と進みます。
共通設定という項目で、パーマリンクの設定が出来ます。
パーマリンクの設定が色々変更できます。基本から投稿名まで、チェックを入れて、変更ボタンを押すだけで、パーマリンクの設定が変更できます。
おすすめパーマリンク設定
今回は、日付は要らないと判断し、内容 (カテゴリ)で分けることにしました。
URL (パーマリンク)に日付は表示させず、カテゴリと投稿名 (英語で)で設定する事にしました。
http://サイトのURL(ドメイン)/カテゴリー名/投稿名(英語で)/
のように、設定したいので、
カスタム構造にチェックを入れ、空白部分に、
/%category%/%postname%/
と入力します。
%category% は、投稿のカテゴリが呼び出され、
%postname% は、投稿名が呼び出されます。
その他の構造タグは
- %year% は、投稿された年を4桁で取得します。例えば、2004です。
- %monthnum% は、投稿された月を取得します。例えば、05です。
- %day% は、投稿された日を取得します。例えば、28です。
- %hour% は、投稿された時(時間)を取得します。例えば、15です。
- %minute% は、投稿された分を取得します。例えば、43です。
- %second% は、投稿された秒を取得します。例えば、33です。
- %post_id% は、投稿の固有IDを取得します。例えば、423です。
- %author% は、投稿の作成者を取得します。
これらを組み合わせて前後に「/(スラッシュ)」を入れてカスタム構造の欄に入力する事で、
パーマリンク設定をカスタマイズする事が出来ます。
それでは、空白部分に
/%category%/%postname%/
と入力できましたら、
をクリックしてパーマリンクの設定を完了させます。
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